ジョイクラフト(ゴムボート)を滑走しやすくするために

2014.3.27

4ストローク船外機搭載でより滑走させやすくするためには

 

ジョイクラフトボートを扱っていて、よく相談を受けることが、「なかなか滑走しない」「滑走しづらい」等。

特に6馬力(4ストローク)を搭載されていて、お二人以上でご乗船されてるお客様からの質問が多い様に思います。

 

まず、ボートで大事なのは剛性。

ジョイクラフト(ゴムボート)の場合は空気圧がとても大事になってきます。

空気圧が高ければ高いほど、チューブ&エアフロアは硬くなり、走りも良くなります。

チューブで300mb、エアフロアーで550mbはしっかりと入れて下さい。
春先や寒い時などは、水面にボートを浮かべると空気圧が落ちるので、もうちょっと入れても良いかもしれません。

 

次にプロペラ。

船体や乗船者、釣り具などの重さに対して、エンジンの力とプロペラのピッチが合っているかどうかとなります。

 

プロペラ

 

 

ピッチというのはプロペラが1回転したときに理論的に前方に進む距離のことをいいます。
ピッチの少ないプロペラは船を推す力が強いので重量船向きとなります。逆にピッチの大きいプロペラは船を推す力が少ないが、スピードがでて軽量船向きとなります。

ピッチが6のプロペラとピッチが5のプロペラでは、6のプロペラは5のプロペラよりトップスピードは出ますが、船を推す力は5のプロペラの方が強い。
もっと簡単に言うと、車のギアで例えた場合、ピッチが5のプロペラが1速だとすると、ピッチが6のプロペラは2速という事になります。

坂道発進する場合、1速と2速では1速のギアの方が回転がすっと上がって坂道発進しやすいですよね?

ボートも同じで、水上を走るというのは、その抵抗から坂道を登って行くのと同じようなことなのです。

ですから、なかなか滑走域までエンジン回転が上がらないという場合、プロペラのピッチを落とすというのは結構効果があったりします。

トップスピードは多少犠牲にしても、スっと気持ちよく滑走状態にもっていきたいという方には、お奨めの方法となります。

ちなみにトーハツの場合、以下のようなプロペラのラインナップになっています。

トーハツ6馬力 MFS6C(S)の場合

ピッチ8 (標準装備されているプロペラです)
ピッチ7
ピッチ6

トーハツ9,8馬力 MFS9.8A3(S)の場合

ピッチ9,5
ピッチ8,5(標準装備されているプロペラです)
ピッチ7,5
ピッチ7
ピッチ6,5

まずは、1つプロペラのピッチを落としてみてはいかがでしょうか?
あらたな走りを手に入れることが出来るかも知れません。

 

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